2025年9月
創立72周年記念式典
2025年8月27日、ニッコンホールディングス㈱の創立記念式典が本社5階にて開催されました。

黒岩社長の挨拶(要旨)は下記の通りです。
本日、ニッコンホールディングスは創立72周年を迎えることができました。これは、諸先輩はじめ、現在活躍している皆さんのおかげだと思います。この場を借りて感謝を申し上げます。
今日は、ニッコンホールディングスになった経緯と目的および理由を、いくつか皆さんにお話をしたいと思います。
ホールディングス化(HD)した理由の一つは、ここまで日本梱包のまま60年間歩んできましたが、やはり初心に戻ろうと、内向きではなく外向きの会社にしようと思ったことです。ではなぜそれが日本梱包ではないのか。2001年に売上が1000億になりました。その後順調に伸びて、1500億、1600億になった中で、2008年にリーマンショックがあり、2010年までその影響が続きました。当時は、売上が落ちて事業性のない業務が増加したことで、採用を止め縮小均衡へと進み、その結果、やはり成長が止まったのです。それ以降もデフレ経済が続いた状況の中で、どうしても内向きになっていく。内向きとは、ノープレイ、ノーエラーのことです。新たな取り組みなど、今の事業以外のことができない。既存業務の延長線上でしか考えられない状態が続いたと私は理解しました。
それを打破するための施策としてHDにすることによって日本梱包運輸倉庫という会社は変わらなくても、それ以外の業務を拡大していく。要は専門性を高めることです。もちろん日本梱包の良いところは伸ばしながらそれ以外も確実に伸ばしていく。HD化によって専門性の高い業態別の会社を増やすことができた結果、10年前のスタート時点と今を比較すると、事業規模もその当時から比べ1.5倍、当時1600億の売上げが、現在2480億となっています。
この10年間、HD化してうまくいった部分と、まだまだ足りない部分があります。経過した10年、今日を分岐点に、これから先の10年を見据え、内向きではなく、HD本来の目的である外に向けてさらなる拡大をしていくことが重要です。ただし、自然増はありません。日本は少子高齢化によりモノの流通販売が減少し、今後はマーケットが小さくなる中での競争になります。そうなると新たな成長戦略は、今までの延長線では成り立ちません。新たな道筋を開拓していかなければ、その先が見えないためHD化して専門性を高めていく必要があります。HD化は、広く浅く網羅できる部分と、深く専門性を高めることによって深掘りをして、セールスの拡大、また新たな領域に伸ばしていくことを考えると、目的の一つは果たせたと思います。しかし、それだけではありません。そこで働く人たちがどう考えるか。そこで、気持ちを切り替えて新たなことをやっていこうと思うか。逆に今の安住の地で十分と思うか、それは皆さん次第です。
よく会社は・・・という言葉を聞きます。会社というのは自分です。だから皆さんは会社員なのです。会社の中(IN)にいる人はみんな会社員(イン)です。ですから、皆さんが会社に対して求めるのであれば、自分に対して求めてください。自分がやらなくても誰かがやるだろうではなく、困っている人が動くのです。HD化した目的の一つは、皆さんが動くためには、現在の立場に甘んじることなく成長していくことにあります。現状維持もありません。前に向かうことによって現状が維持されるとも言えます。初めから現状維持を考えていたら、どんどん下がっていきます。成長が止まるどころか退化していきます。その結果、当然会社がなくなってしまうでしょう。一人一人が、自分の仕事の使命、役割を果たしてもらわないと前進できません。そのためにもHD化が必要だったということになります。
大きな会社には大企業病があります。会社が順調に大きくなると大企業になっていきます。その傾向が、10年前の日本梱包に見られたということを皆さん理解してください。HD化したことが良かったのかは歴史が判断することです。少なくても10年の節目では、計画通りであると私は自負しております。ただし、これからの先の10年間、どう会社が成長するか、それは皆さん次第です。当然のことながら、経営する人たちも頑張っていきますが、これからの10年は、今まで以上に決して楽な道ではないと思います。世の中が不安定化し予測が難しいこともあります。その中で今考えられることを全て考え、可能な限り予測し、これからの中期計画、また5年、10年の中長期を含めて、私たちは成長していかなければならない会社です。なぜなら、創業以来、物流サービスを通じて社会に貢献をするという企業集団だからです。
この10年間の約1/3の2020年から23年にかけてはコロナパンデミックがありました。その中でエッセンシャルワーカーとして必要とされる社会に貢献しているのが私たちです。私たちの必要性は、災害などの不測の事態になると注目されます。昨年は2024年問題で注目されましたが、外圧による問題だけでなく、私たち自身の問題も多くあります。しかし、それは一つ一つ前向きに解決することで対応できることです。不可能はありません。一方で、絶対もありません。だからこそ、地道に一歩一歩、毎日毎日をそれに取り組み、来年に向けて73年、さらに100年企業を目指して、歩みを止めずに常に前向きに成長するのが私たちのグループであり、社会に必要とされる企業であるということを、皆さんも理解していただきたいと思います。
72周年を皆さんと共に迎えられたことを大変嬉しく思っています。これからまた来年、また10年先を目指して一緒に頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
以上
